国 語 科 指 導 の 単 純 形 態

 芦田恵之助先生東京高等師範学校附属小学校複式学級の訓導をされていて「書写作業」の効果に気づき、大正15年の春、甲南小学校で単式学級での授業に「かく」を取り入れた。七変化の教式(芦田教式)の完成である。著書「教式と教壇」に載せる実践を昭和13年4月23、24日東京市志村第一小学校で行っている。その筆録を担当したのが鈴木佑治先生である。そういえば、読み方の指導の中に 『 か く 』 を取り入れてもう百年になる

芦田先生が残された 七 変 化 の 教 式 (読み方) を鈴木先生が我々にもできるように整理されたのが 国 語 科 指 導 の 単 純 形 態 である。

『 七 変 化 の 教 式 と呼ばれているのは、1 時 間 の 学 習 過 程 7 つ に分かれているからである。




学習過程の中心 四 か く 』 ( 視 写 活 動 ) を入れるところに特徴がある。

ま た 音 読 を 大 事 に す る 指 導 法 で も あ る。



『 読 み の 指 導 』は 三 次 に分けられ 発 展 学 習 として今では 感 想 文 指 導 読 書 指 導 等を加えている。

また、毎時間 言 語 活 動 の 四 領 域 をバランスよく扱い、四領域を 考 え る で結びつけている。



         
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