〜 宮 城 い ず み 会 〜


宮城いずみ会では月例会を開いています。

実践報告をもとに、教材のとらえ方、発問の質や順序、学級経営とのかかわりなど、明日の授業に役立つ情報を交換しています。
どの子も分かり、楽しめる授業を工夫しています。
授業者も安心でき、子供も安心できる学級経営のコツを学びます。
初めての方も気軽に話し合いに参加できます。
国語の授業に悩んでいる方、楽しい国語の時間にしたいと考えている方の参加をお待ちしています 。

 気 軽 に ご 参 加 く だ さ い 。 

直接会場へお越しくださるか、下記メールにご連絡ください。
E-mail IZUMIKAI100@hotmail.co.jp (izumikai100と入力)


        令和 2 年 度 の 予 定 


令和2年度 11月例会  コロナの影響で中止します。
日 時  令和2年
11月14日(第2土曜日11時30分〜16時       
   場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー                   
内 容   「パラリンピックが目指すもの」 東書3年下 教材分析・立案検討会    
 
コロナの感染が増加しています。
12月例会も中止する予定です。
ご自愛ください。
 11月4日更新

短い時間で内容の濃い授業を展開する力を磨きましょう。
参加フリーです。
友人・知人とお誘いわせてご参加ください。


令和2年度 10月例会  
日 時  令和2年
10月10日(第2土曜日11時30分〜16時       
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー              
内 容   「漢文に親しむ」 東書6年 K.M先生の授業実践報告検討会       

参加者は、5名でした。
運動会等の行事に重なった方もいたようです。

「漢文に親しむ」の授業について、桐田先生を含めて4つの提案がありました。
授業をされたKHM先生は、4区画。
2名は、5区画、桐田先生が6区画でした。
5区画の2名は、桐田先生の第6区画を第5に含めたものです。

大きな違いは、〈 四かく〉で何を書かせるかということでした。

桐田先生の案が最も単純化されていて、漢文のみ。
KHM先生は、漢文と読み下し文。
AKM先生は、教師は読み下し文、児童は現代語訳。
KDM先生は、読み下し文、漢文、現代語訳。

書かせるものが違えば、扱いも変わります。
その辺りは、テレビ会議(10月24日)での話題になるものと思います。

次回の宮城いずみ会は、予定通り、11月14日(土)午後1時30分から行います。
教材は、東書3年「パラリンピックが目指すもの」です。


令和2年度 9月例会  
日 時  令和2年
9月12日(第2土曜日11時30分〜16時       
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー                 
内 容   「かいがら」                                    
        東書1年上 ”いろんなおはなしをよんでみよう” 教材研究と指導案検討


宮城いずみ会について報告いたします。
参加者は8名でした。
4名から提案がありました。

区画は、4区画が3名、6区画が1名でした。

4区画でも、切り方はそれぞれ違います。
A@くまのこがAくまのこはBつぎのひCそれから
B@くまのこがAそしてBつぎのひCくまのこも
C@くまのこがAもしBつぎのひCそれから
桐田先生@くまのこがAもしBつぎのひCありがとう

6区画は次のとおりです。
@くまのこがAくまのこも、おなじものがBくまのこは、どうしようかとCつぎのひDくまのこは、だいすきなEそれから

手引きは、全員が「くまのこがしたこと」でした。
区画が違うので、書いた言葉は違ってきます。
当然、6とくの扱いも違ってきます。

いずれも授業として成立するのですから、面白いですね。

次回は、10月10日(土)です。
教材は、6年「漢文に親しむ」となりました。
これは、K.M先生が、和渕小学校で2時間、授業をされる予定の教材です。


令和2年度 8月例会  
日 時  令和2年
8月8日(第2土曜日11時30分〜16時        
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー         
内 容   「和の文化を受けつぐ ―和菓子をさぐる」                
        東書5年 説明文の教材研究、立案の検討会       

Zoom会議の直前まで、Zoomの設定にかかり切りになってしまいました。
内容を深める時間がないまま、桐田先生のお話を伺うことになりました。

桐田先生の「和の文化を受けつぐ」の案について、的確なご説明をいただきました。
会員各自の案の共有につながりました。

Zoom会議のあと、K.M先生から「和の文化を受け継ぐ」の案についてお話を聞きました。
そして、現職のF.M先生、Y.T先生から現場の課題に触れたお話をもらいました。
調べる活動ばかりで読み深めることがなく、国語の授業はこれでいいのかという問題意識が語られました。

そのことについて、私(K.M)の考えを申し上げます。
教科書では、「和の文化について調べよう」という単元に、「和の文化を受けつぐー和菓子をさぐる」という文章が入っています。
教式の考え方から言えば、まず「和の文化を受けつぐー和菓子をさぐる」を読み深めることが第一です。
その中で、桐田先生のお考えのように、筆者が「和菓子の奥深さに惹かれた」ことを感動を持って受けとめさせたいと思います。
その上で、「和の文化について調べる」活動を第三次指導、あるいは第四次指導に位置付けたいと考えます。
そうすることで、「和菓子の奥深さ」に感動した心を持って、他の「筆」や「焼き物」、「漆器」「ろうそく」などの和文化を調べることができます。
つまり、第三層をつかんだ目で、他の文化を見ることができるということになります。
そうすれば、単に本やインターネット上の資料をコピーするのではない、今求められている「ディープラーニング」になるものと思います。

宮城いずみ会では、時間不足で深い話まではできませんでした。
次回以降、また勉強を重ねていきたいと思います。

  指導案はこちらに  案@ 案A


令和2年度 7月例会  
日 時  
令和2年7月11日(第2土曜日11時30分〜16時       
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー          
内 容   「一つの花」 東書4年上 物語文の教材研究、立案の検討会       

宮城いずみ会の参加者は7人でした。
提案者は、3人。
A先生、K、S先生の順に自分の案を説明しました。
A先生は七区画、KとS先生は五区画で一次指導を扱いました。
最後に、MK先生が、第88回修養会の、笠原先生のご教壇を整理した資料と感想文をもとに、まとめのお話をしてくださいました。
感想文を順繰り読みして、改めて、戦争時代の体験を持つ笠原先生の文章の深さに、感じ入りました。
 提案資料一部


令和2年度 4月例会   コロナウイルスの影響で再度延期します。今後については状況を見て判断します。

日 時  
令和2年4月11日(第2土曜日11時30分〜16時       
   場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー                  
内 容   「たんぽぽ」 東書2年上 説明文の教材研究、立案の検討会       

年度末の業務を考え、3月の例会はありません。


令和1年度 2月例会

日 時  令和2年
2月8日(第2土曜日11時30分〜16時       
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー               
内 容   「ニャーゴ」 東書2年下 5時間の授業報告 

石巻市立小学校2年
 会員学級での出前授業報告(担任の話・DVD含む)
授業報告になりますが、各自の案は立てて参加いただければより深まるものと思います。

S.H先生の送別会を兼ねて、いつもの会場で、午前11時30分から昼食(弁当)付きで行います。
 事前の人数把握が必要なので、参加者は事務局に連絡をお願いします。HPのメールへ
 なお、宮城いずみ会会員へは、事務局から確認メールが送られます。

参加者は12名でした。

S先生がこの3月で定年退職され、その後、しばらく日本を離れられることになり、送別会を兼ねた会となりました。
そのため、いつもより早く午前11時30分の開始となりました。
A先生が準備してくださったお弁当をいただきながら会を進めました。

S先生は、いずみ会で勉強することができて本当に良かったと、時々涙を流しながら話されました。
参加のきっかけは、平成25年の鹿島台二小での夏の会ということでした。
はじめの二年間は、毎月の宮城いずみ会への出席が苦しかったけれど、奥様の後押しもあって乗り越えたこと。
その後は、授業も面白くなり、校内研究などでも積極的に授業をするようになったことなど、いいお話をしていただきました。
また、同じ小学校に勤める若い先生を連れてきてくれました。

S先生は、はじめの会から、極めて積極的に質問をし、教式への理会を深めようと努力されておりました。
その姿勢は、宮城いずみ会を活性化し、私たちの曖昧なところを反省させてくれるものとなりました。
また、平成28年、29年と二年間続けて、夏の会での登壇者となり、作文の記述・批正の壇を見事に踏んでくれました。
これまでの貢献に感謝し、先生の益々のご活躍を祈念する、よい時間となりました。

午後1時15分から、東書2年「ニャーゴ」の授業報告と話し合いを行いました。
今回の授業は、石巻市立の小学校で行った、第一次指導1時間、第二次指導3時間、第三次指導1時間の5時間の報告です。
まず教材を区画に従って順繰り読みをし、その後、筆録を輪読して授業の概要を把握してもらいました。
各時間ごとに、授業者が補足説明をし、質疑応答したり感想を述べていただいたりしました。

今回の授業では、先達の故及川勝(おいかわ すぐれ)先生が文字小学校で踏まれた壇がたいへん参考になりました。
筆録には及川先生が「一からの出直しだ」という感想文を載せておられますが、後進の者には示唆に富む筆録となっております。
筆録や感想文の意義を改めて認識させていただきました。

今回の授業も、授業者の解釈で引っぱってしまう部分があり、子どもたちを迷わせてしまいました。
子どもに乗って進めていく柔らかさが足りなかったと反省しております。

今回、学んだことは次の二点です。
@第一次指導の「六とく 5◎山」が、第二次指導の「二とく 7◯おさらい」につながるところ。
A第三次指導の「六とく」の扱いが、授業全体を振り返る重要な役割を持っていること。

@は、「国語科指導の単純形態」にある、「着眼の方向が狂っている場合、その狂いは第二次指導にいって如実に表れる(P.490」ということを実感したことです。
Aは、第二次指導まで終えた目で文中の漢字を見るという、「六とく ◎こもる力」が、少し分かったような気がしたことです。

そんな話を会の中でさせていただきました。

やはり、壇を踏んでこそ分かることがあると思います。
これからも、させてくださる学校がある限り、授業を通して、「足の裏で」教式を理会していきたいと思います。

宮城いずみ会は、3月はお休みです。
次回は、4月11日(土)です。
教材は、東書2年「たんぽぽ」としました。
説明文は、しばらくぶりです。
来年度も、しっかり取り組みたいと思います。


令和1年度 1月例会

日 時  令和2年
1月11日(第2土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー               
内 容   「海のいのち」 東書6年 出前授業5時間の実践報告・検討会   

参加者は11名。
石巻市立和渕小学校で行った6年「ヒロシマのうた」の授業報告検討会です。
授業は、昨年12月2日(月)〜6日(金)までの5日間の計5時間です。
第一次指導に2時間、第二次指導が3時間です。
夏の会では、多くても3時間で扱うことしかできなかったので、第二次指導を3時間できたことは貴重です。

第二次指導で扱ったのは、

 @原爆投下直後の広島で、ミ子ちゃんをお母さんからもぎ取るように抱き取るところ、
 Aヒロ子ちゃんのお母さんが稲毛さんに母親としての決心を涙ながらに話すところ、
 B15歳になったヒロ子ちゃんに亡くなったお母さんの話をするところ

の三カ所です。

授業をしてみて、この物語の深さに改めて気付かされました。
特に、育ての親であるお母さんの存在の重要性です。

授業報告検討会の内容は、

 まず、授業の記録(筆録)を「二とく」と「六とく」に絞って多少の質疑を交えながら輪読しました。
 その後、DVDの映像をポイントを絞って見ながら振り返り、授業者の補足説明がありました。
 最後に、授業についての感想などを述べあいました。

でした。

 ○ 授業者の発問をより単純化・具体化する必要があるとの意見を検討しました。

 鈴木佑治先生のご教壇について、笠原先生が次のように述べておられます。

 「師のご教壇には飛躍がないということが分かります。
  飛躍がないというのは、語弊があるとすれば、無理や無駄がないとでも申し上げたらよいかと思います。
  自然に問いが出され、答も無理なく出てきます。
  その積み重ねが、自然に深い読みへと到達していくのです。」(昭和39年12月「かさじぞう」の感想文より)

 そうありたいと思っての教壇でしたが、「言うは易く行うは難し」でありました。
 理屈っぽくなるのが私の修行が足りない現れです。
 今後の授業の課題として、精進いたしたいと思います。

次回は、2月8日(土)です。

 S.H先生の送別会を兼ねて、いつもの会場で、午前11時30分から昼食(弁当)付きで行います。
 事前の人数把握が必要なので、参加者は事務局に連絡をお願いします。
 なお、宮城いずみ会会員へは、事務局から確認メールが送られます。

 研修内容は、2年「ニャーゴ」をやります。
 次回も、授業報告になりますが、各自の案は立てて参加いただければより深まるものと思います。

報告は以上です。

 参加者のS先生のお便りより(1月14日 追記)

 5時間のご教壇を筆録とビデオを見ながら学びました。
 深く読み込む方法や、語句への感性の磨き方を教えてもらいました。
 K先生からは、会員のさまざまな疑問について的確な指導をもらいました。


令和1年度 12月例会

日 時  令和1年
12月14日(第2土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー               
内 容   「はりねずみと金貨」 東書3年下 出前授業5時間の実践報告・検討会

 詳細は、後日掲載します。


令和1年度 11月例会

日 時  令和1年
11月9日(第2土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー               
内 容   「日本のことのは おばあちゃんに聞いたよ」 東書2年下 指導案検討

今回、参加者は7名で、うち3名が提案しました。

今日の話し合いの中で、「2年生のおばあちゃんは、私たちよりも若いと思う。」とK先生から発言がありました。
私たちでも、「いろはにほへとちりぬるを」ぐらいまでしか覚えていないのに、この教材はどうだろうか、という趣旨でした。
桐田先生と同様の疑問を持たれたようです。

  11月例会に資料参加します。
  2年の教材として適切なのか疑問もあります。
  「おばあちゃんに聞いたよ」とありますが、おばあちゃんは何才なのでしょうか。
  我々の年代でも、いろは歌をはっきりいえる人は少ないのではないでしょうか。
  想定に無理があります。
  いろは歌は、内容を考えるのも無理です。
  耳学問・門前の小僧で行くしかないのかなと思います。

いろは歌の内容も、小学2年生には無理だと思います。
A先生もK先生も、リズムを感じさせたり、暗唱させることを中心にする提案になりました。


令和1年度 10月例会
 
 台風19号で大きな被害が出ました。お見舞い申し上げます。
 早い復興をお祈りいたしております。

   台風19号の影響を考えて中止し、11月に同じ内容で例会を行います。


令和1年度 9月例会

日 時  令和1年
9月14日(第2土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー               
内 容    6年 『町の幸福論』 教材研修 指導案検討 

参加者は、8名でした。

教材は、東書6年「町の幸福論ーコミュニティデザインを考える」でした。
最終的に、目指す町の姿についてプレゼンテーションをするという目的を持って教材を読むという単元です。
それを視野に入れながらも、「町の幸福論」という文章を教式に従って立案しました。

提案者は3名でした。
このような抽象的な言葉が多い文章は、とっぷり分かるように具体的な取り扱いが必要です。

A 案は、4区画ですが、第2区画を二人で読むように分け、五人で読むようにしました。
全体を概観する手引きが思いつかず、〈二とく〉で3つの事例を確認することで概観を済ませ、第二次次指導に入ることにしました。

B案は、A案の第2区画を二つに分け、5区画とされました。
第一次指導の手引きは、3つの事例がどこのどんな例を上げているかということで、A案と同じような扱いをされました。
C案は、A案の第2区画と第3区画を6つに分けて、8区画にされました。
手引きは、取り組んだ結果を3つと大事な言葉ということで、手引きを一つにまとめかねたということでした。

話し合ううちに、S先生から「町の人がデザインしていること」という手引きでいけそうだと提案がありました。
1復興 2土祭 3市民のイベント 4島留学 5未来の町 という言葉を拾うというものです。

6年生を担任するST先生、FH先生が11月に授業を予定しているので、その結果を待ちたいと思います。             


令和1年度 8月例会

日 時  令和1年
8月3日(第1土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ ・セ ン タ ー            
内 容
    第137回夏の会(東松島市立宮野森小学校)の報告会        

参加者は、8名でした。
宮野森小学校での夏の会に来られた先生が、初めて参加してくださいました。

今回は、夏の会の教壇についての報告が主な内容でした。
授業者あるいは筆録者から報告を行い、それについて話し合いました。

1年「あるけあるけ」
・「あるけあるけ」とかけ声をかけたのは誰か?ということの解釈が話題になった。
 子どもか、あるいは大人か。
2年「作文記述・批正」
・学級担任の先生こそ、作文の授業(教式)を学ぶべき、という意見が出た。  
・様々なハプニングを越えて、先生が怒らず、騒がず頑張った姿がよかった。
3年「道具を使う動物たち
・第1次指導では、「人間」と「他のカタカナで書かれた動物」を区分した扱いがよかった。
・第2次指導では、ハゲワシが道具を使うほかに「見直す」行動をとる扱いがよかった。
4年「詩」については、授業者も筆録者もいないので話し合いませんでした。
・1年の詩の話し合いで、作者の扱いの話題が出た際、「ふしぎ」については意図的に作者を取り扱わなかったことを話した。
・昨年の筆録と比較したら、よい勉強になると思っています。(K私見)
5年「古文を声に出して読んでみよう」
・小学生には難しい教材なので、どう扱うのか興味を持っていた。 解説的になってはだめであろう。
・平家物語では、音読み・訓読みに区分し、古文を相互に比較したが、現代文との比較でなくても理解させることができるのだと感じた。
6年「海のいのち」
・題目の扱いで、「海に生きている命」と「その魚や貝の命をいただいているのは」という二つの問いが物語の基調低音を出していた。
・4つの会話で、単純化・具体化されており、内容が十分に把握できていたことに驚嘆した。

以上が、概略です。
登壇者が、それぞれ精一杯の壇を踏んだ修養会でした。
改善すべきことをそれぞれ考え、教式への理会を深めて、授業の向上に努めたいものです。
 
次回の宮城いずみ会は、9月14日(土)午後1時30分から、古川西部コミュニティ・センターで開催します。
内容は、東書6年「町の幸福論ーコミュニティデザインを考える」と決まりました。
プレゼンテーションの扱いの部分は外し、教材文そのものに絞って検討します。


令和1年度 7月例会
日 時  令和1年7月13日(第2土曜日)13時30分〜16時
場 所   大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー    
内 容
   第137回夏の会(東松島市立宮野森小学校)の教材 

いよいよ夏の会が来週に迫ってきました。
宮城いずみ会7月例会の報告です。
参加者は、9名でした。
夏の会の登壇者が、2年作文、5年「古文を声に出して読もう」、6年「海のいのち」についての構想を話しました。
それから、質疑をする方法で会を進めました。
また、登壇はしないものの、2名が1年生の詩について自分の案を提示してくれました。
登壇者には、自案を整理する機会となりました。
また、教材を事前に読む機会になったので、有意義であったと思います。
夏の会は、周辺の学校からの参加者は、30名弱です。
学校職員といずみ会員を合わせると60名程度になります。

まだ、席には少し余裕があります気軽にご参加ください。 


令和1年度 6月例会

日 時  令和1年
6月8日(第2土曜日13時30分〜16時    
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー 
内 容
   「俳句に親しもう」 東書3年上 

今回の参加者は、8名でした。
提案は、桐田先生の資料参加を含めて5名でした。

桐田先生のお考えのように、3年生にどの程度まで扱うかが話題になりました。
教科書で触れているのは、十七音のきまりと季語です。
季語を中心に扱う案、俳句は写生という立場から、情景を思い浮かべる案などが提案されました。

話し合うなかで、切れ字(言葉を教えるのではなく)の扱いが話題になりました。
「同じ言葉が使われているね。」といった扱いを通して、匂わせる程度がよいと思いました。
桐田先生の俳句を二区分する案も、この話題の中で提起させていただき、理解を得ました。


令和元年度 5月例会

日 時  令和元年
5月11日(第2土曜日13時30分〜16時  
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー 

宮城いずみ会について報告します。
本日の参加者は8名でした。
S.H先生が、同じ学校の講師の先生を誘って連れてきてくれました。
都合で欠席者が多いなか、若手新メンバーの参加は、ありがたいものでした。

本日の教材「いま始まる新しいいま」は、桐田先生の仰るとおり難しい詩でした。
どうしても抽象的になりそうで、取り扱いの難しい詩だと思います。

新メンバーの参加もあり、今回は、教式の手順に従って、議論を深める方法で会を進めました。

一よむ 一連ずつ4人で順繰り読みしました。
二とく  ○題目 扱いを検討しました。
      題目をそのまま考えると抽象的な議論になり、興味を失う子どもが出てくる心配があります。
      どうやって具体化するのかが課題と思います。
      桐田先生の「いま」につながる言葉を探すという問いは、抽象的な議論に陥らないという趣旨であろうと思いました。
六とく  ○語義  めぐる、まっさら、陽炎などを扱いました。
      ◎心    それぞれ違った提案でした。
      明確な一致点がなかなか見いだせない話し合いになりました。

二学期の教材なので、6年担任の先生が授業をしたり、6年生を借りて授業をしてみたいなどという話で盛り上がりました。


平成31年度 4月例会

日 時  平成31年
4月13日(第2土曜日13時30分〜16時  
場 所    大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            

内 容
    「イースター島にはなぜ森林がないのか」 東書 6年       

昨日は、矢本の滝山公園というところで「さくら祭り」がありました。
まだ咲き始めでしたが、温かな日差しの中で桜の色が濃くなっていくのを実感してきました。

さて、宮城いずみ会の報告をさせていただきます。
昨日は、8名の参加があり、東書6年「イースター島にはなぜ森林がないのか」について考えました。
桐田先生の資料参加を含めると、6つの提案がありました。
区画は、五区画、六区画、七区画の案が各1人、八区画が3人でした。
手引きは、「森林がなくなった原因」(3人)
       「イースター島にあったもの・いたもの」
       「島に住んだポリネシア人がしたこと」
       桐田先生の「最後の段落から区画を代表する漢字二字」でした。

話題になったのは、手引きに従って言葉を拾うとき、当てはまる言葉がない場合に「◯」とした区画の取り上げ方、ひびきにおける写真の扱い方などでした。

この教材は、難しい用語が沢山あり、できるだけ単純化・具体化して扱うことが大切だと考えます。


平成30年度 2月例会

日 時  平成31年
2月9日(第2土曜日13時30分〜16
         場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー           

内 容
   わらい話を楽しもう   (東書3年下)2時間分   授業実践の  
      「着るロボット」を作る  (東書4年下)1時間分  報告検討会

詳しくは、後日掲載します。   

平成30年度 1月例会

日 時  平成31年
1月12日(第2土曜日13時30分〜16
         場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー           

内 容
   『あなのやくわり』 東書2年下 指導案作成学習会でした。   

本日の参加者は、8名でした。
その内、5名が「あなのやくわり」の提案を持参してきました。
紙上参加の2つ合わせて7つの案で勉強することができました。

区画は、全員が6区画でした。
手引きは、あなのある「もの」に着目したのが3名、あなの「役割(あながあいている理由)」に着目したのが3名でした。
また、「あながないと困ること」という手引きが1名でした。
簡単なようで、なかなか手強い教材でした。
それでも、よい話し合いができたと思います。

今回、初めて案を持参した先生がいたことも、喜ばしいことでした。 以下略


平成30年度 12月例会

日 時  平成30年
12月8日(第2土曜日13時30分〜16時   
        大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー    

内 容
   『手塚治虫』 東書5年 指導案検討です。                

報告です。参加者は、7名でした。提案者は4名でしたので、資料参加の桐田先生を入れて、5つの案で学ぶことができました。

S先生が、「二とく ◎ひびき」の扱いを学びたいと意欲的でした。
この、「二とく」の扱いは、A先生が挿絵を上手に使った提案をされ、勉強になりました。

K先生は、エピソード中心になりがちな伝記の扱いに注意を喚起されました。

手塚治虫の人生で、何がもとになっているのかという事実をしっかりおさえることが大切であると話されました。
具体には、手塚治虫が多くの作品を残すことができたのは、多くの読者が喜んで読んでくれたからである。
それは、治虫が新しい手法を工夫して、面白い作品をかき続けたからである。
つまり、いじめや戦争のエピソードよりも、漫画家としての工夫に触れなければならない。
このように述べられ、第二次で扱うべきところを「新宝島」の新しい手法の記述とされました。
桐田先生案の第二次指導第二時と全く同じ文章を取り上げておられました。

桐田先生の第一次六とく◎山「治虫が大成したもとを(3と6)と考える」というお考えに学ぶところ大でありました。
また、「伝記は偉人の偉人たるところだけでなく各自の姿と重なるような読みも必要。」ということも、会の中で共有いたしました。

以下略

平成30年度 11月例会

日 時  平成30年
11月10日(第2土曜日13時30分〜16時   
場 所   大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー   

K.Mさんのメールより

今回の参加者は、8名でした。

今回は、鈴木佑治先生のご教壇「にれの町」の筆録とその感想文に学ぶ会となりました。
K.M先生が、当時の筆録と感想文を筆写した資料を提供してくださいました。

まず、いつものように教材文を読み、その後、教壇筆録を順繰り読みしました。
それから、安達先生、助松先生、杉田先生のお書きになった感想文も順繰り読みしました。

最後に、それぞれが感想を述べ合う形で教式の学びを深めました。
感想を述べ合うことは、理解を深める方法として効果的だと思います。
それは、自分の気づかないところを考え直すことにつながるからです。
特に話題になったのは、「手引き」「第一層、二層、三層とは?」「教科書にない言葉を持ち込むこと」等でした。
更に、感想文を読むことで、教壇筆録への理解が深まることも、改めて確認できました。

S.Tさんの葉書より

今年も雁の大群が空を飛び交っております。
ご無沙汰致しております。2か月ぶりに宮城いずみ会に参加しました。
鈴木先生の『にれの町』の教壇記録と助松先生、杉田先生、笠原先生の感想文を
K.M先生が手書きで準備され、みんなで読み合い学びました。
K.M先生のお話、教えられることばかりでした。
鈴木先生の二時間目のご教壇で「おやおや」を入れられたことで第三層にすうっと到達されるすごさ……!
寒さ厳しくなります。時節柄ご自愛ください。


平成30年度 10月例会

日 時  平成30年
10月13日(第2土曜日13時30分〜16
場 所   大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                   
内 容 
 8月23日に東松島市立赤井小学校で宮城いずみ会の教壇研修会を行いました。 

授業記録DVDを使って検討会を開きました。
所々でビデオを止めて、話し合いました。
具体的な問題を提起もあり、充実した会になりました。


平成30年度 9月例会
日 時  平成30年9月8日(第2土曜日13時30分〜16時              
場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                    
内 容 
 第136回 国語教壇修養会  『自然のかくし絵』 第一次・第二次指導 DVDの検討 

10名の参加でした。
2時間分の授業記録DVDを見ながら、第一次指導、第二次指導の要点を確認しました。
授業は、子どもと教師の作る即興劇にも似ています。子どもの反応に教師がどう応えるのかも、授業参観での視点です。
授業者が、公務出張のため自評をまとめて届けてくれました。K.M先生に解説をしていただきました。

10月例会は、学芸会等の行事が多いため、資料等の準備が大変なので8月23日に赤井小学校の授業の会のDVDで研修することになりました。
                     

平成30年度 8月例会

日 時  平成30年
8月11日(第2土曜日13時30分〜16時              
場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                      
内 容 
 第136回 国語教壇修養会 10時間の授業参観報告と検討  
             

平成30年度 7月例会 報告
日 時  平成30年
7月7日(第1土曜日13時30分〜16時  

7月例会の参加は、9名でした。
まず、夏の会での5年生の教材(東書6年)「風切るつばさ」について、読み合わせをして検討しました。
会員では、3名が立案してきて提案してくれました。
資料桐田先生の案も提示し、4つの案を元に話し合いました。
区画は、8区画が一人、7区画が一人、6区画が桐田先生案を入れて二人でした。
手引きは、「クルルがしたこと」が二人、「クルルの気持ち」が一人でした。
桐田先生の手引きは、「したこと」と「気持ち」の両者を引き出す形になっていると思います。
2時間扱いにする場合、第二次指導で取り上げたいところは、やはりクルルとカララが、飛び上がるところでした。
カララがクルルの所に戻ってきて、じっととなりにいるところから、狐が現れて飛び立つあたりです。
夏の会では、どのような扱いをされるのか、楽しみです。

次に、私が登壇させていただく、3年「自然のかくし絵」について、拙案を提示して話し合いました。
7区画で順繰り読みをし、その後私の考えを話しました。
昆虫は、鳥やトカゲから見れば「食べ物」だという視点で、この教材を捉えました。
夏の会では、1年の「だれが、たべたのでしょう」も説明文なので、説明文の扱いについても、話題になると思います。
さらによく考えて、夏の会を迎えたいと思います。

平成30年度 6月例会 報告
日 時  平成30年
6月9日(第2土曜日13時30分〜16時  

参加者は、10名でした。
教材は、東書4年上の巻末「読書の部屋」にある「色さいとくらし」という説明文です。
立案してきた5名が、順に自分の案を説明し、その後、質疑をしました。

A.M先生と私が、多少の違いはありますが、10区画でした。
そこで、まずA.M先生の区画で10名の参加者が順繰り読みをしました。
A.M先生の案を説明していただき、その後、私の案を提示しました。

次に、5区画であったS.T先生の案を説明していただきました。
短い休憩をはさんで、S.H先生が4区画の案を提案されました。
最後に、K.M先生から、5区画の第一次指導の案と、第二次指導の1時間の案について教えていただきました。

「色さいとくらし」は、立案してみると、難しい教材であると思いました。
「色さい」と「くらし」には、関係があるということは誰もが考えるのですが、4年生に理会させるには高度な内容です。
ポストが赤く、通学用のぼうしは黄色で、安全通路は緑色といった「色とくらしが」対応している部分は分かり易いのですが、
色さいの「調和」であったり、自然の色さいのよさになると次第に抽象的になります。
これを4年生の子どもにピンとくるような教壇を踏むことは、至難の業と思いました。

改めて考えてみたい教材だと思います。

会の始めに、S.T先生が作ってくださった案内状を使って、大阪での「夏の会」の説明をしました。
今のところ、宮城からは4名が参加を決めています。

平成30年度 5月例会 報告
日 時  平成30年
5月12日(第2土曜日13時30分〜16時  

参加者は、10名でした。現職が5名参加してくれました。
予定通り、M.K先生から、鈴木佑治先生の「季節と植物」(説明文)の教壇の資料提供とお話をしていただきました。
これは、昭和40年3月27日〜30日に岩手県花泉涌津小学校で行われた第49回修養会の筆録です。
筆録者は、助松太三先生でした。

まず、教材、そして筆録、さらに助松先生と杉田先生の感想文を参加者で順繰り読みしました。
合間に、M.K先生から少しずつコメントをいただきました。
最後に、皆で感想を述べ合って終わりました。

説明文のお取扱いでの教材研究の深さ、それに基づく教壇の自在さなどが話題になりました。
教材研究をすればするほど、たくさんしゃべりたくなるものだが、深い教材理解を単純化することがポイントだと思いました。

感想文についても、これだけの感想を持たれ、その中でご自分の課題を的確に把握されていることがすごいという話が出ました。

今回も、鈴木先生と先達の先生方の力量を再認識させられた会になりました。 資料はこちらへ  教材 教壇筆録 感想文

平成30年度 4月例会 報告

日 時  平成30年
4月14日(第2土曜日13時30分〜16時               

場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                      
内 容 
 鈴木佑治先生の教壇筆録「とびばこ」(児童詩)と                           

平成30年度第1回目の参加者は、10名でした。
学習参観日と重なった方から欠席の連絡があったそうです。

今回は、鈴木佑治先生の「とびばこ」(昭和42年3月)の筆録に学ぶ会でした。
MK先生が、筆録と笠原先生、佐々木秀也先生(部分)の感想文を提供してくださいました。
参加者が順繰り読みで筆録と感想文を読み、Mk先生からその内容について解説してもらいました。
その後、参加者が感想を述べ合いました。

鈴木先生の教壇の凄さと、笠原先生、佐々木先生の感想文のレベルの高さに、驚嘆させられました。
今、学校で実践されているユニバーサル・デザインが、すでに意識されていたという感想があり、ひとしきりその話題になりました。
筆録を読むと、簡単にできそうにみえるが、実際やってみるとできないものだという話にもなりました。

桐田先生の再現授業の筆録も提供させていただきました。
教壇は、子どもに応じて踏むものだから、同じにはならないものですね。
資料による参加に、敬意と御礼を申し上げます。

後半は、TA先生が実践した5年の巻頭詩「ぼくらのもの」について話し合いました。
若い先生の積極性に、これからも期待したいものです。

今回、筆録で勉強させていただき、筆録とともに感想文を読むことの大切さを感じました。
また、、教式をしっかり継承していくことの大切さを再認識した会になりました。
その意味でも、来週、東京いずみ会で行われる「安達先生の遺稿を読む」という勉強は、極めて有意義だと思います。
楽しみですね。

夏の会に向けて、一段と勉強していきたいものです。


平成29年度 2月例会

日 時  平成29年
2月10日(第2土曜日13時30分〜16時               

場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                      
内 容 
 4月に向けて、各教科書の巻頭詩を勉強してみようということになりました。         
東書の2年〜4年の上巻と5・6年の表紙裏に載っている詩
2年 たけのこ ぐん   ぶしか えつこ  【K.M】            
3年 春の子ども      門倉 言ベンに央(かどくら さとし)【K.Mi】
4年 水平線        小泉 周二(こいずみ しゅうじ)【K.Mi】  
5年 ぼくらのもの     与田 凖一(よだ じゅんいち)【S.T】     
6年 いのち        小海 永二(こかい えいじ)【A.M】     

立案の分担を【  】のように決めました。
各自、1つを選んで案を持参してください。

今回の参加者は、7名でした。

内容は、予定通り、教科書(東書)の巻頭詩を2年から6年までを勉強しました。
2年「たけのこ ぐん」、3年「春の子ども」、4年「水平線」、5年「ぼくらのもの」、6年「いのち」について、提案と話し合いをしました。
桐田先生からの3つの詩へのご提案も皆で共有しました。
どれも、巻頭詩にふさわしい内容であり、桐田先生の指導案でも示していただいた「春の喜び」や進級への期待などが感じられました。
桐田先生の紙上参加に、敬意と感謝を申し上げます。

詩の味わいを大切に扱うことや、6とくの「心」だけでなく、7よむでの暗唱のところまで詩情を意識したいということなどが話されました。
詩に限らず、つい、教師が自分の思いを説明したくなりますが、教式の流れの中で、子どもたちに「とっぷりと分からせる」ことを心がけるべきだと思いました。

今回は、これまでになく活発な話し合いになった勉強会でした。
楽しくて、時間が少し長くなってしまいました。


平成29年度 1月例会

日 時  平成29年
1月13日(第2土曜日13時30分〜16時               

場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                      

平成30年最初の宮城いずみ会は、12名の参加でした。
教材は、東書6年生の「君たちに伝えたいこと」。
日野原重明さんの文章です。

立案者は4名で、第一次指導での立案が3名、第一次と二次を一緒にした立案が1名でした。
区画は、3区画、5区画、6区画の案が出ました。
このような文章での第一次指導の手引きが難しいということが話題になりました。

それぞれ苦心の立案でした。 

指導案(K.K


平成29年度 12月例会

日 時  平成29年
12月9日第2土曜日13時30分〜16            
場 所  大崎市 古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                    
内 容 
 先達に学ぶ 「ブレーメンのがくたい」 鈴木佑治先生 昭和42年1月 教壇筆録より 

参加者は、11名でした。

今回は、鈴木佑治先生の教壇記録から、「3年 ブレーメンのがくたい」を読んで勉強しました。
K.M先生に進めていただきました。
まず、鈴木先生の区画に従って順繰り読みをしたあと、筆録の順繰り読みを行いました。
筆録を読み合わせるだけで、教壇の凄さを感じてしまいました。
その後、一人一言ずつ感想を述べ合いました。
さらに、K.M先生から提供していただいた金野盛太郎(こんの もりたろう)先生の感想文を順繰り読みをしました。
感想文の素晴らしさにも、参加者一同、感激してしまいました。教壇の奥深さを学びました。

次に、S.T先生の進行で、同じく鈴木佑治先生の教壇記録の「4年 こやぎ」を勉強しました。
鈴木佑治先生の第一次指導の音声記録が残っていたので、それをお聞きしながら筆録を読みました。
映像はなくても、音声だけで鈴木先生の教壇が目に浮かんでくるようでした。
「こやぎ」という教材で、これほどの授業ができるということに、驚きを感じました。また、無駄のない教壇を学びました。
鈴木先生の修行の深さを感じさせられました。

鈴木先生のご教壇を拝聴して、先達の先生方に少しずつ似ておられると思いました。
これは、先達の先生方が、鈴木先生の影響を強く受けていらっしゃったことの表れだと思いました。

1月の宮城いずみ会は、予定通り、1月13日(土)午後1時半から、古川西コミュニティセンターで行います。
教材は、東京書籍6年の「君たちに伝えたいこと」にしました。
これは、今年7月になくなられた日野原重明先生が書かれた文章です。
ホームページでのご案内をよろしくお願いいたします。

新しい年もよい勉強をしたいと思います。

筆録 @
  A  B  C          

平成29年度 11月例会 (第2土曜日に戻します)

日 時  平成29年
11月11日(第2土曜日13時30分〜16              

11月例会の参加者は、9人でした。
夏の会での講座資料を基に笠原昭司先生(いずみ会元指導部長)の『大きなしらかば』を学びました。
特に第一次指導の「二とく」での発問が第二次指導に見事につながっていく緻密なご教壇に驚いております。
詳しくは 資料 @ A B C をご覧ください。


平成29年度 10月例会 

日 時  平成29年
10月7日(第1土曜日13時30分〜16                   
10月例会の報告
参加者は、9人でした。
立案者は4人で、資料参加案を入れて、5つの提案がありました。

@案 原則、絵で区画されました。
   D案の第4区画と第5区画を合わせた部分を、3つに切られました。
   結果として、第5区画は、絵のない区画となりました。
   手引きは、「じんざがしたこと」です。

A案 じんざの気持ちを追って区画を考えられ、7区画とされました。
   手引きは、じんざの気持ちを「  」の中から見つけて書くというものです。

B案 「じんざがいた場所」を手引きとしました。
   区画は、10区画となりました。

C案 11区画とされました。
   手引きは、「じんざがしたこと」です。

D案 絵に合わせて、7区画
   手引きは、絵を見ながら言葉を選ぶです。

話し合いの中では、ライオンが好きだという男の子との出会いが、じんざの生き方を変えたこと、
若いときとおなじ5つの火の輪くぐりを多くの観客にではなく、「その男の子に」見せてやりたいと思ったこと、
火の中から男の子を救い出す場面が大切であること、などが話題となりました。

第2次指導

 @ 男の子のおみまいのところ、
 A 5つの輪をくぐろうと決意するところ、
 B 男の子を助ける場面、
 C 金色のライオンとなって空を走り去る場面のあたりだろうということでした。
  そのあたりは、授業者の判断や扱う時間数によるものと思います。

元指導部長 故笠原昭司先生が「土曜会」と「宮沢小学校の校内研修会」に出してくださった資料をS先生がまとめてくださいました。資料

平成29年度 9月例会

日 時  平成29年
9月9日(第2土曜日13時30分〜16                

 例会の報告です

今回は、登壇者4名を含む9名の参加がありました。
登壇者が一人ずつ教壇を振り返って話し、参加者がコメントをする形で進めました。
登壇者の意図したことが理解され、教式についての理解も深められたと思います。

二年生の「いい伝えられたお話」の教壇では、挿絵の使い方や板書での絵のつかいかたが話題になりました。
三年生の作文の教壇では、板書の上達ぶりや批正文の扱い方が話題になりました。
四年生の「百人一首」の教壇では、再構成や単純化が話題になりました。
六年生の「ヒロシマのうた」では、案の立て方が話題になりました。
そのほか、教材研究の深め方、授業の準備の仕方、色チョークの使い方など、実践的な勉強会になりました。
いずみ会に参加して、自分自身の授業力が高まっているという報告もあり、うれしい会になりました。

送っていただいた、「修養会への感想・質問への回答」も、各教壇の振り返りの参考になりました。

平成29年度 7月例会

日 時  平成29年
7月8日(第2土曜日13時30分〜16                
 宮城いずみ会の7月の定例会について報告します。

今回は、夏の会で扱う教材について、登壇者が提案する形で行いました。
1年生の詩、「木」は、TS先生が、「読んだら楽しくなったから」と、立案してきてくださいました。
詩を読んで楽しくなるという気持ちを見倣いたいと思いました。
2年生の「言いつたえられているお話を知ろう」は、MKが登壇させていただきます。
この教材は、すんでいるところに伝わっている話と、いろいろな神様が出てくる「神話」について書かれています。
1時間だけの扱いなので、「すんでいるところに伝わっている話」に絞って、提案しました。
手引きと、視写をする文章の範囲について意見をいただだき、参考になりました。
3年生は「作文」です。現職のHS先生が登壇します。
HS先生は、今、勤務している学校で、3年生と4年生で作文の授業を積み重ね、その経過を話してくれました。
昨年の会では、台風の影響で批正の扱いができなかったので、今年こそはと準備を整えています。
4年生の「百人一首」を声に出して読んでみようは、MA先生が登壇されます。
教材研究を十分にされていて、詳しくお話ししてくださいました。
6年生の「ヒロシマのうた」は、MK先生が登壇者です。
長文の教材を順繰り読みをするだけで、25分かかりました。
第一次指導について、MK先生から話していただき、この作品の要点が分かったような気がしました。

夏の会に向けて、よい勉強になりました。

平成29年度 6月例会 報告

日 時  平成29年
6月10日(第2土曜日13時30分〜16           
場 所  古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                            
内 容  ゆうすげ村の小さな旅館 (東書3年上 三 物語のしかけをさがそう) 指導案検討
◇起きた出来事をたしかめて、人物についてそうぞうしながら読む。
◇物語のしかけにつながる言葉に気をつけて読む。         

ゆうすげ村の小さな旅館に、ある日、一人の女の子がたずねてきました。

6月の宮城いずみ会の報告をします。

本日の参加者は、9名でした。
東書3年上の「ゆうすげ村の小さな旅館」について、立案してきたものを発表して、互いに学び合いました。
今回は、5名が資料で、1名が口頭で指導案を発表しました。
区画は、ほぼ7〜8区画で一致しておりました。
手引きは、ゆうすげ旅館のつぼみさんに焦点を当てるか、うさぎの美月さんに焦点を当てるかのいずれかでした。
それぞれ、工夫が見られました。

最後に、MK先生から、作者の茂市久美子さんにまつわる楽しいお話をたくさんしていただきました。
教材研究の幅や深さが感じられ、また、楽しみながら立案する姿勢に、共感いたしました。(k)

 平成29年度 5月例会 報告

日 時  平成29年
5月13日(第2土曜日13時30分〜16           
場 所  古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                            
内 容  2年 「かぐやひめ」…「芦田恵之助先生 鈴木佑治先生 教壇記録と講話」より  
第一次指導 2時間  第二次指導 3時間 計5時間
昭和40年8月1日〜6日 6日間
島根県浜田市原井小学校 国語教壇修養会 教壇記録

4月の例会に引き続いて、鈴木先生の教壇記録を読みました。
最初に、教壇記録の輪読をしました。その後で、MK先生の話を聞きました。
児童への対応
教材文の分析
授業展開
について、それぞれの意見・感想を出しあいました。
初心の方は、学ぶべきことが多かったと話していました。

資料 教材(かぐやひめ)  筆録第一次指導 第二次指導@ そのA

平成29年度 4月例会 報告

日 時  平成29年
4月8日(第2土曜日13時30分〜16           
場 所  古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容  鈴木佑治先生の教壇記録 「かえるのおやこ」 1年 
第一次〜三次指導 計5時間 
昭和33年8月16日〜20日 5日間
岩手県岩手町立沼宮内小学校 国語教壇修養会 教壇記録

鈴木佑治先生の「かえるのおやこ」の筆録をもとに、教式の基本を学ぶ会にいたします。
資料は事務局で準備するので、筆記用具のみご準備ください。
年度初めに、教式の全体像を理解することは、極めて大切なことと考えます。
ふるってご参加いただきたいと思います。
4月の例会の参加者は、10名でした。
鈴木佑治先生の教壇「かえるのおやこ」を読んで学ばせていただきました。
まず、教材を読み、KMさんから概論を話していただきました。
その後、筆録の輪読に入りました。
1人1頁ずつ順繰り読みをしました。
1時間分の筆録が終わるごとに、感想を述べ合い、また鈴木先生の教式の話と突き合わせながら学びました。
〈一よむ〉のところから、鈴木佑治先生の子供への接し方、対し方の素晴らしさに、感嘆の声が上がりました。
どんなにたどたどしい読みであっても、「よかったね」と心から認める姿勢に学びました。
題目の扱い、手引き、おさらい、指黙読、指音読、板書内容などなど、教式が自在であることを強く感じました。
どの時間でも、先手を打つ指導、細やかな指導がなされているという感想が出ました。
一時間目から五時間目まで、全ての授業が、字眼「(こがえるを)中にして」の理会に向けて展開されていることが分かりました。
教壇は、「佐渡へ佐渡へと草木もなびくよ」のようにするのだと教わったのは、このような教壇が裏付けになっているのだと実感いたしました。
今回実施した筆録の「輪読」は、教式の理会に有効であることを確認しました。

次回も輪読をしたいという希望があり、2年「かぐやひめ」をすることにしました。

平成28年度 2月例会

日 時  平成29年
2月25日(第4土曜日13時30分〜16時 第4土に変更
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                         
内 容   東京書籍 4年下 「木竜うるし」                            

読む 指導事項(東書のサイトより)
・ 場面の移り変わりに注意しながら、登場人物の性格や気持ちの変化、情景などについて、叙述を基に想像して読むこ。 ・ 文章を読んで考えたことを発表し合い、一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと。         

2月の例会は、10名の参加がありました。
「木竜うるし」について、6名から提案があり、桐田先生の案を含めて7つの案で勉強することができました。

百回記念誌に笠原先生の「附子」の筆録があります。
狂言の取扱いですが、脚本を扱った教壇として参考になりました。
「砂糖」を猛毒の「附子」と偽って留守を申しつけたのに、留守役が砂糖を食べてしまう話です。
当時の「砂糖」の値打ちを理解させるところ、手引きに「ト書き」を使って登場人物の行動を書かせたところを参考にしました。
私は案を立てました。(さんの報告)

Kさんの案、すっきりしています。私(桐田)は、第一次に挿絵を使っていろいろ考えましたが、結局、中途半端な案になり、難しい扱いになりました。
参考になります。私の案も再考したい思います。東京いずみ会で「木竜うるし」について質問のあった方に資料として送りたいと思います。
東京いずみ会3月例会(3月4日)で4月例会の内容を、宮城いずみ会4月例会と同じにしたらどうか、と提案するつもりです。

Sさんからの葉書が届きました。   
 雁の北帰行が始まり、日増しに群れが少なくなっております。
 25日宮城いずみ会を行いました。10名の参加で、5名が指導案(第一次指導が主です)をもって参加しました。
 若い先生方も積極的に取り組んでくれ、その意欲に頭が下がります。
 桐田さんからいただいた指導案、K先生に説明していただきました。
 いつもありがとうございます。
 3月は異動期に入りますので、会は休みます。
 4月8日は、年度始めなので「教壇記録と講話」にあります鈴木先生の『かえるのおやこ』(1年)を勉強します。
 風邪が流行しております。ご自愛ください。        

平成28年度 1月例会

日 時  平成29年
1月14日(第2土曜日13時30分〜16時          
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容   東京書籍 6年 「プロフェショナルたち」                         
 
              指導案を持ち寄り検討をします。           

単元 『将来の夢や生き方について考えよう』 …文章を読んで自分の考えを広げ、深める。…
プロフェショナルとして挙げられた人たちの生き方から、自分の将来の夢や生き方について考えよう。

3人のプロフェショナルたちが、それぞれどんな仕事に取り組んでいるか、整理する。
3人のプロフェショナルたちが、それぞれどんな思いや考えを持って仕事に取り組んでいるかを考える。
自分は将来どんなプロフェショナルになりたいかを考えて、文章にまとめる。
と、教科書には示されています。
前日までの雪で参加者の人数を心配しておりましたが、9名で行いました。
特に、3つの異なる話を一問の手引きで貫けるかが問題となり、難しくて頭が痛くなりました。
桐田さんの資料で、助松先生のお話など扱う視点の置き方を皆で勉強できました。
今回も、若い現職の先生方の積極さに頭が下がりました。(S さんの報告より)

1月14日の宮城いずみ会には、8名の参加がありました。
「プロフェッショナルたち」の案を4名が発表し、桐田さんの案を入れて5つの案で学ばせていただきました。
桐田さんが案にお書きになったとおり、3人の独立した伝記を「プロフェッショナル」という共通点で結ぶという教材です。
このような教材をどのように扱うか、難しさを感じました。
文章の特異性を教壇に具現化するのが教式だと思います。
これからも、研究して行かなければなりません。   (K さんの報告より)                       

       平成28年度 12月例会

日 時  平成28年
12月10日(第2土曜日13時30分〜16時          
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容   東京書籍4年下 「日本語のしらべ 冬」
  1年下 詩「みみずのたいそう」
今回は、教員2年目の男の先生と石巻専修大学の男子学生の参加があり、2時間があっという間に終了しました。

「みみずのたいそう」は、5名の提案がありました。
挿絵の子どもたちに着目して、子どもたちがみみずの動きをまねているとした案が二人。
みみずが体操をしていると考えた案が二人。
桐田さんのみみずが元気な子どもの姿にみえてきたという案。
視点の違いによって、取り扱いが微妙に違っていて、面白い話し合いになりました。

「日本語のしらべー冬」についての案は、秋○先生と桐田さんの案の二つでした。
選ばれた俳句や短歌は、小学生には難解であり、一つ一つを詳しく鑑賞するような扱いは無理だと思います。
また、指導計画を見れば、事実上、一つ一つの俳句や短歌を丁寧に扱う時間はとれないと思います。
これを扱うことで国語が嫌いになるようでは、本末転倒です。
桐田さんのおっしゃるとおりだと思います。
小学3年生、4年生に無理なく、しかし面白いと思わせるような授業にする工夫が必要です。

3年生の「日本語のしらべー冬」の授業をする機会があるので、挑戦してみたいと思います。
<その後>
1時間だけの扱いでしたので、「月のよび方」のところは扱わず、「たきび」の詩と俳句7句に絞った扱いにしました。
2とくで、冬だと分かる言葉を、横一線を8つに区切って、「きたかぜ」「雪」「寒い」を見つけさせました。
そして、「しぐれ」「木がらし」「竹馬」がなぜ冬を言葉なのかを「語義」的に扱いました。
子どもたちは、それぞれ納得してくれました。……

次回、授業をするチャンスがあれば工夫してみます。
「たきび」の詩と俳句を2〜4に絞って扱うか、「たきび」は子供に任せ、俳句だけを扱うこともいいと思います。
難解な俳句ばかりですが、3年生の子供なりに理解できるような取扱いができそうです。
                        

       平成28年度 11月例会

日 時  平成28年
11月12日(第2土曜日13時30分〜16時          
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容   東京書籍3年下 「日本語のしらべ 冬」
              指導案を持ち寄り検討をします。
             各学年 コラム風の教材になっています。
      担任によっては、楽しい授業になるでしょうが、難しい教材だと感じる方もおられそうです。

           平成28年度 10月例会

     日 時  平成28年
10月8日(第2土曜日13時30分〜16時          
      場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
      内 容   東京書籍3年下 「はりねずみと金貨」                                      

10月の宮城いずみ会の参加者は、9人でした。
今回は、「はりねずみと金貨」(東書3年下)を使って勉強しました。
5人が立案してきたので、桐田先生の案を入れて6つの授業案が提供されました。

この話は、年老いたはりねずみが森の動物たちの「思いやり」「優しさ」「気遣い」により、冬ごもりの準備ができたというものです。
はりねずみも同じ気持ちになって、使わずにすんだ金貨を森の道ばたに戻します。
読んでみて、心があたたかくなる教材だということで、皆、一致しました。

第一次指導では、六とくの「山」で、大事なところをにおわせる扱いになります。
子ども自身に文章を主体的に読ませるためにも、第一次指導で「心」を扱わないことがポイントと確認しました。
「心」の扱いは、第二次指導でということになります。
そのような話し合いのあとで、桐田先生の案を読ませていただきました。
桐田先生の案で、第二次指導の扱いについて、たいへん勉強させていただきました。
なるほどこうすればよく分かると、皆で納得しました。
第二次指導まで立案してみて、教材の扱いが具体的に分かるものだと実感しました。

今回も案を送っていただき、本当にありがとうございました。

       平成28年度 9月例会

日 時  平成28年
9月10日(第2土曜日13時30分〜16時          
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容   夏の会の報告                                      
 
     
・ よう日と日づけをおぼえよう ・ 作文の指導 (筆録者の報告と授業者の自評)    
      ・ 古文を声を出して読もう ・ ヒロシマのうた (筆録者の報告)             
      ・ 参加者の感想発表と意見交換                                
参加者は、8名でした。
夏の会の教壇について、1年生から順に振り返りを行いました。

1年生の「よう日と日づけをおぼえよう」については、登壇した私から、反省点や工夫したことなどを話しました。
工夫したことは、題目の扱い、二とくで挿絵を使ったこと、そして第二層を意識したことなどを申し上げました。
反省点は、「よう日」の部分の暗唱に気持ちが傾き、「日づけ」の扱いが十分ではなかったと申し上げました。

2年生の「いろんなおとのあめ」については、T.M先生からいただいたメールを読み会わせて、話し合いました。
T.M先生のご提案は大変参考になりました。
これからも、ますます勉強を深めることが大事であると思いました。
案を立てて臨んでも、予想通りに進まず苦心するのが教壇であり、一層の精進をすることを確認しました。

3年生の「もうどう犬の訓練」は、教式に則ってよく整理された教壇で、「わかりやすかった」との意見が出ました。

4年生の「作文記述」は、筆録原稿と当日児童が書いた作文を資料として提示しました。
文話や文題の扱いが、児童の作文によく反映されていたことが分かりました。
登壇者のH.S先生から、「批正」の案が提示されました。
皆で、初登壇のS先生の健闘を喜びました。

5年生の「古文を声に出して読んでみよう」は、K先生からいただいた東京いずみ会での報告資料をもとに話し合いました。
T.Y先生の教壇の向上を皆が一様に感じておりました。

6年生の「ヒロシマのうた」は、筆録原稿を読みながら、教壇を振り返りました。
登壇者のK.N先生が、教材を読み込んでしっかり把握しておられたことがよく分かったという声がありました。
長文なので一読での内容把握は難しく、このような教材の扱いについて、筆録を参考に引き続き勉強していきたいと思いました。

M.S先生から送っていただいた記録写真が、話し合いの際に大変役立ちました。
K先生からの資料、Y先生からのメールも、活用させていただきました。

平成28年度 8月例会 第1土曜日に変更

日 時  平成28年
8月6日(第1土曜日13時30分〜16時             
 場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                           
内 容   夏の会教材研究 5年
 古文を声を出して読んでみよう  6年 ヒロシマのうた

先週の土曜日、7月2日に、宮城いずみ会7月の勉強会を行いました。
今回の参加は7人でした。
いつもより参加が少なく、学期末になって、忙しくなってきたのだと思います。

今回は、予定通り、夏の会の教壇で扱う教材のうち、4年生以下の授業について考えました。
4年生の作文の教壇から始めました。
初めて教壇に立つ H S 先生が、作文記述・批正の指導構想を説明しました。
それに基づいて、
  「教壇に立つことで学ぶことが多い」、
  「作文は子どもの孤独な作業を尊重すること」など、
いくつか助言をもらいました。
3年「もうどう犬の訓練」は、説明文でも感動があるところを押さえたいという話が出ました。
夏の会での桐田先生の教壇を楽しみにしましょうということで終わりました。
2年「いろんなおとのあめ」は、二人が案を出してくれました。
1年「よう日と日づけをおぼえよう」は、授業者である私の案を示して話し合いました。
夏 の 会
  • 主 催   宮城県東松島市立矢本西小学校  いずみ会  後 援 東松島市教育委員会
  • 会 費    1,000円(資料代)
  • 内 容   午前は時間の授業 午後は講座(作文指導と読みの指導)  教科書 東書 上巻・下巻               連続して3日間も公開授業をする会は…… 作文の記述の公開授業も……

17日 (4年 作文・記述)   (3年 もうどう犬…)     (5年 古文を声に出…)  (6年 ヒロシマのうた)
18日 (1年 よう日と日…)  (3年 もうどう犬…)     (5年 古文を声に出…)  (6年 ヒロシマのうた)
19日 (4年 作文・批正)   (2年 いろんなおとの…)  (5年 古文を声に出…)  (6年 ヒロシマのうた)
                
講評    17日〜19日 今日の授業について(17日・18日は午後の最初に、19日は4校時の終了後に)
講座    17日 作文の指導  読みの第一次指導   質疑応答
       18日 読みの第二次指導  第三次指導   質疑応答               詳しくは こちらへ


平成28年度 7月例会 第1土曜日に変更

日 時  平成28年
7月2日(第1土曜日13時30分〜16
 場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                
内 容   夏の会の教材研究  1年 よう日と日づけをおぼえよう 2年 いろんなおとのあめ   
                3年 もうどう犬の訓練       4年 作文       

 6月の例会は、現職者4名を含む9名の参加でした。今回は、作文の教式についての学習です。M.Kさんが芦田先生が綴り方の教式をお立てになったいきさつを深くお話してくださった。M.Aさんが授業の進め方を具体的に、ていねいにお話してくださった。夏の会に授業をされるH.Sさんが熱心に質問されたので、おかげで参加者全員のよい学びの機会となった。7、8月の例会でさらに教材研究を深め、8月17日〜19日の授業の会での学びをより確かなものにしていきたいと考えている。多くの方の参加を期待する。


平成28年度 6月例会

日 時  平成28年
6月11日(第2土曜日13時30分〜16
 場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー                   
内 容   作 文 の 指 導   〜 1年生入門期の指導も含めて 〜      

5月の例会、11名の参加がありました。5名から指導案の提案があり、桐田さんの案を入れると、6つの案で勉強することができました。
区画は、4、7、8、10区画の4種類の案が出ました。
手引きは、出て来た人物を書く案が3つ、出て来た音を書くのが2つでした。
それに、桐田さんの手引きである「言動を書く」を入れると、3種類になりました。
今回の話題は、第一次指導の「2とく」と「6とく」の違い、特に「6とく」における「事実」の扱いなどが中心でした。
第二次指導で扱いたいところは、皆、桐田さんのお考えとほぼ一致していました。(K)


平成28年度 5月例会

日 時  平成
28年5月14日
(第2土曜日13時30分〜16時 
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー             
内 容 立案検討会 東書5年 「世界でいちばんやかましい音」

〜 物語の構成をとらえ,山場で起きた変化について考えることができる。 〜

4月の例会には10名が参加しました。仙台市内の新採用教員の方がインターネットを見て参加してくださいました。
学ぼうとする積極的な姿に、私もボーッとしていてはいけないと思い、帰りました。(S)


平成27年度 3月例会はありません。
平成28年度 4月例会
日 時  平成28年4月9日(第2土曜日13時30分〜16時 
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー             
内 容  立案検討会 東書3年上 「すいせんのラッパ」

工藤直子 文  村上康成 絵 新年度最初の教材です。 一 音読しよう となっています。
◇ 場面のようすを思いうかべて、音読する。活動目標でしょう。
今日は、すいせんが、今年はじめてラッパをふく日なのです。…とびらに書いてあります。


子供たちとの新しい出会いが始まったばかりの第2土曜日です。
新年度の抱負も語り合いましょう。


平成27年度 2月例会案内
日 時  平成28年2月13日(第2土曜日13時30分〜16時 
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー             
内 容  立 案 検 討 会  「春に」    
   6年生最後の教材です。『未来に向かって』 …君たちに伝えたいこと 日野原重明 … 春に 谷川俊太郎 …
小学校生活もあとわずか。卒業を前にしたみなさんに読んでほしい言葉です、と表に書かれています。
谷川さんの『生きる』という詩も素敵ですが、この詩も卒業生には響くものがあります。
どんな授業をしたら卒業生へのはなむけになるだろうか…
それぞれの考えを交流しましょう

通信講座に報告(案)が載っています。


               平成27年度 1月例会案内
           日 時  平成28年1月9日(第2土曜日13時30分〜16時 
        
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
           内 容  立 案 検 討 会 東書2年下 「ニャーゴ」 みやにし たつや 文・絵       
                                 単元は「紙芝居をしよう」になっています。
                          この絵本の面白さを味わい、それを紙芝居で表現する単元です。
                               どのように読ませるかが、活動の原動力になります。


           11名の参加がありました。12時半から約1時間、お弁当や持ち寄ったお菓子、漬物などを食べながら新年会。
           その後、13時半から15時過ぎまで、「ニャーゴ」の指導案の検討会をしました。
           
           第一次指導では、立案してきた5名中、4名が6区画、1名が3区画でした。
           桐田さんの案では挿絵に合わせた7区画でしたね。6区画の案は、桐田さんの案で言えば、4番目と5番目を一つにした案でした。
           3区画の案は、ねこがニャーゴと言った時の様子を書くという手引きによるものでした。
           それぞれの案について、立案者の説明を聞き、話し合いました。
           区画の仕方、挿絵の使い方、教材文の押さえ方と授業の進め方などが話題となりました。

           第二次指導では、桐田さんとほぼ同じ場所を選んで扱う案で一致しました。
           ねこの気持ちが変わったところを丁寧に扱えば、ねこの「たま」が、子ねずみたちを食べる気がなくなったことがよくわかります。
           「食べそこなった」のか「食べ忘れた」のか、「とても食べられなくなったのか」あたりは
                                                         あまり限定せず、子どもたちに任せてもよいように思います。


平成27年度 12月例会案内
日 時  12月12日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー             
内 容  立 案 検 討 会 東書3年 モチモチの木       
     学年最後の読み物教材です。故指導部長笠原昭司先生は、時間をかけてゆっくり読むことを勧めています。     
年内に準備を始め学年末の国語の授業を印象深いものにしたいものです。お誘い合わせてご参加ください。

         本日の参加者は、11名でした。
         学期末の忙しい時にも関わらず、現職が3名参加してくれました。
         また、東北福祉大学4年生の女子学生3名が参加してくれました。
         幼稚園教諭・保育士のコースで学んでいるそうですが、小学校教育についても学んでおきたいという、意欲的な皆さんでした。
         よかったら、また参加してもらいたいと思います。
         残りの5名は、リタイヤ組ですが、気持はまだまだ現役です。
         若いメンバーを前に、熱のこもった話し合いができました。
         
         「モチモチの木」の区画は、5〜7区画、手引きは「豆太の言葉」がほぼ共通の意見でした。
         桐田先生の案も共通のところがあり、皆、安心した感じがありました。
         単元全体の構想を立てていただき、現場の先生方には大変参考になると思います。
         次回は、1月9日(土)で、教材は、東書2年下の「ニャーゴ」です。
         皆様の参加をお待ちしております。


平成27年度 11月例会案内
日 時  11月14日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー             
内 容  立 案 検 討 会 東書5年  日本語のしらべ−冬  
11月例会の報告 


平成27年度 10月例会案内
日 時  10月10日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
内 容  立 案 検 討 会 東書2年下 あなのやくわり      


平成27年度 9月例会案内
日 時  9月12日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
内 容  第133回 夏の会  東松島市立赤井小学校での授業報告等
1年 かぞえうた  2年 空にぐうんと手をのばせ  3年 作文(記述・批正)
4年 百人一首を声を出して読んでみよう 5年 手塚治虫 6年 海のいのち


平成27年度 7月例会案内
日 時  7月11日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
教 材    東書 1年上 「かぞえうた 」                  
    2年上  「空にぐうんと手をのばせ」 

    かぞえうた いろいろな数歌があります。日本語は数助詞が難しいので、どう扱うか工夫が要ります。  
 空にぐうんと手をのばせ  6行ずつ3連の楽しい詩です。挿絵も楽しい。工夫が楽しみです。 



平成27年度 6月例会案内
日 時  6月13日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
教 材    東京書籍 1年上 「どうやってみをまもるのかな 」     
説明文  動物は、いろいろなやり方で、敵から身を守っています。やまあらしは…、あるまじろは、…、すかんくは、…


平成27年度 5月例会案内
日 時  5月9日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
教 材     東京書籍 5年 「新聞記事を読み比べよう 」       
説明文  記事と写真との関係に注意しながら、書き手の意図を読み取る。同じ出来事について、それぞれの新聞記事はどのように伝えているのでしょう。


平成27年度 4月例会案内
日 時  4月11日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            
教 材   東京書籍 6年上巻 「サボテンの花 」           
新教材  砂漠に生きるサボテンの姿が胸を打つ「サボテンの花」(やなせたかし)
 


平成26年度 2月例会案内

日 時  2月14日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            

教 材  東京書籍 5年下巻 「日本の言の葉 古文に親しもう 」

       ・ 「枕草子」を読んで作者の感じ方や考え方について、私たちと比べて考えてみましょう。
 
3月例会は、中止です。平成27年度は、月の土曜日から始めます。詳細は、次回の2月例会で決定します。


平成26年度 1月例会案内

日 時  1月10日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            

教 材  東京書籍 3年下巻 「人をつつむ形ー世界の家めぐり」

       ・文章や絵から読み取ったことをもとに考えましょう。
 

1月例会の報告

立案してきた四人の案をもとに、話し合いをしました。
区画を4つにした案と5つにした案が出ました。当然手引もそれぞれ異なり、題目の扱いもそれぞれでした。
このような話し合いをとおして、文章の読みが深められたと思います。


平成26年度 12月例会案内

日 時  12月13日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            

教 材  東京書籍 1年下巻 「花いっぱいになあれ」  


平成26年度 9月例会案内

日 時  9月13日(第2土曜日   13時30分〜16時まで
場 所   古 川 西 部 コ ミュ ニ ティ セ ン タ ー            

教 材  東京書籍 4年下巻 「ごんぎつね」                
第一次指導 概 観     
第二次指導 詳しく読む  
 第三次指導 文字・語句指導

8月例会(8月9日)では、夏の会の報告を各学年ごとにあらかじめ決めておいた担当者から報告してもらいました。その後、
皆で感想や考え方を述べ合ったり、教式について確認したりしました。「今日の授業について」を参考にしたりしながら、
単なる批評ではなく、教式に則って確認するようにして、自分が教壇に立つことを前提にした話し合いができました。



      平 成 2 6 年 度 の 予 定



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